消費者と業界の利害 | 外反母趾と戦う靴職人の日記

消費者と業界の利害

こんにちは、


足と靴の悩み、外反母趾の方が本当に多いのですが、

等をいろいろと聞いていて少し思うことが。


僕は靴の仕事に携わっていて、

靴が足に及ぼす害の多いことを第一に感じています。

靴の良さ以上に、靴を履くから足を壊すとも思っているくらいです。


世の中の他の製品や文化に比べ遅れているとも思っています。


その結果が、外反母趾、内反小趾など、さまざまな症状や痛み、

変形につながっているのです。


靴屋を営む父もその事では嘆き、苦労していました。


そんな事も知りながらも、戦う父を見底タコともあり、

この業界に入ってきたのですが、


修行中、


メーカーや業界の考えは、売れれば良しとする考えの

もと、能書きの着くさまざまな靴の製造と販売がなされている事

を感じていました。


消費者を言葉では考え、思いやっているようなふりをしているだけで、

足のことを考えているとは思えません。


本当に 言葉だけ。


実際はメーカーも自分たちの靴の悪さに気がついていないようです。


消費者側の靴の問題点と業界側ではかなりの隔たりがあると

今現在でも感じられる事です。

言葉が使えるのに通じていませんね。


故に言えることなのですが、

消費者は、自分の体、足ですので、

消費者が責任を持って守らなければ成らないのが

今の靴の持つ文化だと感じています。


ほとんどの家庭で、下駄箱の中に履ける靴が眠っているののですが、

それが証拠に、消費者と靴業界の間には利害の合わない溝があるのです。



外反母趾


今言えることは、この国のあり方、司法制度などでも、

業界を頼ったり、追うことは出来ませんので、

外反母趾などは自己責任だという解釈が消費者には求められると思います。

靴の購入には自己責任が伴います。

十分に配慮した注意をお勧めします。