いろいろな方のご意見に感謝します | 外反母趾と戦う靴職人の日記

いろいろな方のご意見に感謝します

こんにちは、


pantayaさんや番頭さんなど

いろいろな方からのご意見に感謝します。


足にあわせる、あっている状態というのは

難しい事で、言葉でも漠然としている感じがしています。


靴の職人をしている僕自身

その様に感じているのが正直なところです。


足に合わせて靴を作っているのですが、

100パーセント足に合わせる事は不可能な事ですし、

使用しての革の伸びなどやゴム、ヒモの緩みを

抑える事はまず無理な事です。

( * 使用する方の心がけも必要と感じています。 )


僕なりに補足にさせていただき書かせていただきます。


靴を作る際に、足を測りそれを参考にして靴を作るのですが、

測っただけでの靴づくりには限界があり、より良くするための工夫や、

考え、経験なども必要だと思います。


足の変形具合や痛みの度合い、箇所によって作るために

さまざまな事を考えさせられますし、経験となります。


その事から僕の得た今のひとつの結論は、


「 靴を作り、お客さんに渡してからが本当の仕事 」


という事です。

僕としては、真剣に考え、

お客さんに 「 痛い 」 などと、

もちろん言わせたくもありませんし、

履いた結果、

「 良かった 」

といっていただくために作っています。

しかしながら、

靴は、渡すときの一時良くても、

履いての数時間に不具合があっては、

意味の無い事です。

ですから、どの方にも靴を渡すときに言わせていただくのですが、


「 何か、靴を履いていての不具合を感じたら、必ず言って頂きたい。 」


その後のことはしっかりとアフター、というよりも

それが本当の仕事だと感じていますから言わせていただきます。


靴は歩いていて、

何が起こるかわからない道具だとさえ僕は感じています。

とても難しく、軽視されている道具だと感じます。


100パーセントは無理だと思いますが、

それに近づける努力を業界がしない以上

僕のやるべき道はそこにあると思いますし、

近づけることに協力と理解をしてくれる人たちもいます。

このブログを始めてよかったと感謝します。