失敗続きですが、それを生かして、 作業中です。
こんにちは、
先日の 10/12 の方の作り替えをしながらなのですが、
この方、
の履物も作業中です。
実は一足作って納めようとお客様に来店いただきました。
失敗でした。
お客様は
「 これで良いよ。 」
と言っていただいたのですが、
僕の勝手をお許しいただき、
手直しさせていただく事にさせていただきました。
しかし、直せる箇所、修正する。
より良く出来る箇所を考えた結果、
すべてをやり直し、
最初の一足よりも良い物に使用と作業中です。
釣り込み、
甲革と中底を木型にはめる、
釣り込みまでの作業が終わりました。
着物でもはきたいとの要望で、
靴ではなく履物。
紺と紫を配色にし、
ベルト部分は、着物の柄から取らせていただきました。
手前が、右足です。
指が重なり高さが必要でした。
左よりも高く出来ています。
五本の指が縫い目や、皮の重なり部分に当たって、
痛さや、マメなどが出来ないような場所を選びデザインしました。
縫い目などの配慮にはかなり気を配った場所を選んでのデザイン作業でした。
履く際に甲の部分が大きく開き、
足を入れやすくし、
甲でしっかりと締めた足を固定していただく事に。
ベルトの根元にはゴムを使いゴムを利かせて、
締めていただければ足を固定が可能です。
大小、修正箇所や、新たな配慮もしましたので、
一足目よりは良い結果が望めそうです。
お年のことや、足運び、リュウマチもお持ちでの足の変形もあります。
リュウマチも 30数年のお付き合いとの事。
ご苦労を考え、
軽さや、足にやさしい感触を作り出す事を考えながら
仕上げていきたいと思います。
喜んでいただけると
うれしいです。